アプリ「乗換路線図」で提供している日本の鉄道路線図をリニューアルし、どんな縮尺でも駅や路線を見つけやすく、より実用的な路線図へと進化しました。
何よりもデザイン改善を最優先
日本の路線図には2024年11月から「タイル方式(v2)」を採用しており、実際の地理に忠実なレイアウトとすることで駅間の距離や方角を把握しやすくなっています。
一方で、地図を縮小表示したとき、表示の制約上、一部の線路や駅が表示から消失する仕様となっていました。これに対し、「ズームアウト時の省略が多すぎる」「路線図として使えない」といった厳しい声が届いていました。
この事実を重く受け止めた私たちは、路線図自体を納得感のある見た目へと引き上げることがアプリの品質向上につながることを再認識しました。機能追加の各種案件を一旦保留としつつ、最優先課題として、デザインチームが総力を挙げて見た目の改善作業に取り組みました。
「駅」の表示数が最大30%アップ
新しい路線図では、路線の線幅や重なり、駅を示す円の大きさ、文字フォントの大きさや太さといった、デザイン要素の配置レシピを全面的に見直しました。
読みやすさを損なわない最適なバランスを追求した結果、ズームアウトしたときの駅の省略を極限まで減らすことに成功しました。この結果、縮小地図に表示される駅の数を平均で約10%、大都市圏では約25〜30%増やすことを実現しています。
「京浜東北線」「東海道線」といった並走する路線について、以前の路線図ではズームアウト時にどちらか一方の線路が隠れてしまう問題がありました。改善後は縮小表示の処理を工夫し、小さな縮尺では重なり合ってどちらも表示されるようになりました。
また、これまで縮小地図では表示が割愛されていた地下鉄や路面電車、フェリー航路などについても、すべての縮尺でルートが確認できるよう改善されています。
新デザイン路線図の表示に特別な操作は不要です。ただし、端末に保存されているキャッシュの関係で、旧デザインでの表示が一時的に混在する可能性があります。また、「オフラインマップ」の保存対象となっているエリアについては、一覧から削除した後に閲覧していただくと新デザインへと切り替わります。


インストール


対応バージョン
アプリ「乗換路線図」バージョン8.2.5以上(Android/iOSとも)へのアップデートが必要です。
アプリ「乗換路線図」で路線図を提供している国・地域
アジア
- 日本(v2)
- 韓国
- 台湾(v1)
- 香港(v1)
- マカオ(v1)
- タイ
- マレーシア
- シンガポール
ヨーロッパ
- イギリス
- フランス
北米
- アメリカ合衆国
※(v1)は「タイル方式(v1)」、(v2)は「タイル方式(v2)」、無印は「ダウンロード方式」に対応しています。